機巧のイヴ (新潮文庫)オンラインブックダウンロード
機巧のイヴ (新潮文庫)
によって 乾 緑郎
3.9 5つ星のうち(11人の読者)
機巧のイヴ (新潮文庫)オンラインブックダウンロード - 内容紹介 SF×伝奇=未体験ハイブリッド小説!!「歴史的傑作! この女に命が無いのなら、命とは一体なんなのか」(?大森望) 天府城に拠り国を支配する強大な幕府、女人にだけ帝位継承が許された天帝家。二つの巨大な勢力の狭間で揺れる都市・天府の片隅には、人知を超えた技術=オーバーテクノロジーの結晶、美しき女の姿をした〈伊武(イヴ)〉が存在していた! 天帝家を揺るがす秘密と、伊武誕生の謎。二つの歯車が回り始め、物語は未曾有の結末へと走りだす──。驚異的な想像力で築き上げられたSF伝奇小説の新たな歴史的傑作、ここに開幕! 目次 機巧のイヴ 箱の中のへラクレス 神代のテセウス 制外のジェぺット 終天のプシュケー 解説 大森望 出版社からのコメント 大森望、絶賛!! ロボットと時代小説。一見、ほとんど正反対の両者をみごとに溶け合わせて、ほとんど前例が見当たらないほど独創的な物語を組み立てたのが、本書『機巧のイヴ』。古今のSF時代小説の中でも指折りの、まさにインスタント・クラシックーーこの先、SFの歴史に古典として長くその名が刻まれるだろう名作だ。 内容(「BOOK」データベースより) 天府城に拠り国を支配する強大な幕府、女人にだけ帝位継承が許された天帝家。二つの巨大な勢力の狭間で揺れる都市・天府の片隅には、人知を超えた技術の結晶、美しき女の姿をした“伊武”が存在していた!天帝家を揺るがす秘密と、伊武誕生の謎。二つの歯車が回り始め、物語は未曾有の結末へと走りだす―。驚異的な想像力で築き上げられたSF伝奇小説の新たな歴史的傑作、ここに開幕! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 乾/緑郎 1971(昭和46)年、東京生れ。2010(平成22)年、『完全なる首長竜の日』で『このミステリーがすごい!』大賞を、『忍び外伝』で朝日時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
機巧のイヴ (新潮文庫)の詳細
本のタイトル : 機巧のイヴ (新潮文庫)
作者 : 乾 緑郎
ISBN-10 : 4101207917
発売日 : 2017/8/27
カテゴリ : 本
ファイル名 : 機巧のイヴ-新潮文庫.pdf
ファイルサイズ : 20.44 (現在のサーバー速度は19.85 Mbpsです
以下は 機巧のイヴ (新潮文庫) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
こんなに面白いなら単行本で読んでおけば良かったと後悔したほどの傑作。5編の連作短編で文体は漢字が多めの時代小説(江戸時代風味)なのだが、一つ一つの短編にジャンルの違いのようなものがある。最初の話では「世にも奇妙な物語」っぽいSFかと思いきや、次は普通な感じの時代小説で人間とは何ぞやみたいな哲学的な内容になり、さらにはスパイ小説や謀略小説的な内容と短編ごとに変化していくのだが、話は繋がっており違和感も全くない。表紙は冷酷で悪だくみでもしていそうな花魁みたいな絵になっているが、作中のイブというキャラと全く一致していないし、イブが主人公とも言えない。この小説はイブという機巧人形(オートマタ)に直接または間接的にかかわる人間やたちの物語であり、イブ自体がなにか活躍するということもない。そしてイブが機械と気づいていない人がほとんどである。裏表紙にはSF伝奇小説と書いてはあるが、全体的に見ればジャンルはミステリーだと思う。本物の人間にしか見えないイブというオーバーテクノロジーの機巧人形の謎に迫るSFミステリーである。ミステリー要素があるSF、またはSFやファンタジー設定のミステリーが好きな方は是非とも読んでもらいたい。
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