やりなおし高校地学 (ちくま新書)ダウンロード

やりなおし高校地学 (ちくま新書)

によって 鎌田 浩毅


4.8 5つ星のうち(5人の読者)

やりなおし高校地学 (ちくま新書)ダウンロード - 内容紹介 京大の人気No.1教授が贈る ――日本人に必須の地学の教養が この一冊に! 日本列島は2011年にマグニチュード9の巨大地震に見舞われて以来、千年ぶりの「大地変動の時代」に入った。4枚のプレートがひしめく日本で生き延びるには、地学の知識が不可欠だ。本書は、大学入試センター試験に出題された問題を解きながら、地球内部の構造、日本列島の成り立ち、地震と噴火のメカニズム、地球温暖化問題、宇宙の歴史まで、地学の「壮大」かつ「実用的な」エッセンスを、京大人気No.1教授の「科学の伝道師」が解説する。すべての日本人に捧げる、サバイバルのための地学入門! 【目次】 まえがき 絶滅の生存者が次代の覇者に/ 「大地変動の時代」に入った日本 第1章 地球とは何か 1 地球はどのようにできたのか 原始太陽ができたおかげで惑星ができた/マグマオーシャンが冷えることで地球の核と大気・海洋ができた 2 地球の形と大きさ 地球が丸いことに気づいたのは?/地球の大きさはどうしてわかる?/ニュートンが考えた回転楕円体/ジオイドで知る、地球のかたち/アイソスタシーとは何か/ある地点における「重力」は、どのように計算するか 3 地球は巨大な「磁石」である 地磁気とは何か/地磁気はなぜできたのか?/生命を守る地球の磁場 第2章 地球は生きている! ――その活動をさぐる 1 地球の内部はどうなっているのか 地球の内部構造を卵に置き換えて考える/地球内部の熱はどこから来たのか 2 大地は動く――地球の活動の謎を解く 大陸移動説とは何か――中央海嶺の発見/海底は動いている/地磁気の逆転が、日本の千葉で起こっていた!?/プレートとはどんなもの?/プレートの運動でさまざまな現象が解決する/沈み込んだプレートの行方――プルーム・テクトニクス/地震が起こるのもプレート・テクトニクスのため/火山はどうしてできるのか 第3章 地球の歴史を繙く 1 地球の「変化」 「成長」の手がかりとは 時代の情報と環境の情報/地層を「読む」ための基本ルール 2 地質学とは何か 地層を「つないで」推測する/世界中に分布した化石を利用する方法/各年代と生物にとっての大事件/地質学の誕生――スミスの功績/放射性元素を利用する 3岩石の「読み方」 岩石の「でき方」/火成岩は何からできているのか/火成岩の種類/岩石から時代の情報を読み解くには/岩石を生む「変成」とは何か 第4章 日本列島の成り立ち 1 日本列島は地学的にはどのようなキャラなのか 4つのプレートが押し合いへし合いする現場/日本列島は地震の巣である 2 日本列島はどのような岩石からできているか 日本列島は大陸から分離してできあがった/ホットプルームと日本列島/日本列島へ「岩石が付加される」とはどういうことか?/日本列島はこのように形作られた 3 日本列島の形ができるまで 日本列島の起源と形成のプロセス/フォッサマグナとは何か/活火山を背骨とする日本列島/プレート運動が各地の地形を作った 4 日本列島の特徴 火山活動が地上に残す爪痕/火山と共存するための心構え/富士山が世界にも稀な火山であるワケ/西南日本が警戒すべき巨大断層・南海トラフとは/九州にも「地震の巣」がある/液状化現象という二次被害/津波の発生するメカニズム 第5章 動く大気・動く海洋の構造 1 地球を覆う大気の構造 大気が気象の「決め手」となる/大気はどのような構造をしているか 2 地球上の温度が一定に保たれる仕組み 太陽エネルギーが地球を暖める/ 「温室」 効果をもたらす気体/日本の「猛暑」は温暖化のせい?/ヒートアイランドはなぜ起こる?/地球規模で見ると…… 3 大気が大循環するメカニズム 緯度によって変わる気流/赤道近くで大気はどう動くか/中緯度・高緯度地域ではどう動くか/地球の自転が気流にどうかかわるか 4 海洋も大循環している 水が動けば気象も変わる/大循環する海水の不思議/海水の動きには月と太陽も影響する/風と海流によって起こるエルニーニョ現象/地球は「ミニ氷河期」に向かっている 第6章 宇宙とは何か 1 宇宙の誕生と構造 宇宙の始まりはビッグバン!/宇宙に元素ができるまで/宇宙に銀河ができるまで/ダークマターと宇宙の構造 2 恒星の誕生と進化 恒星ができるまで/主系列星の大きさと寿命/恒星の終焉と赤色巨星/赤色巨星以降の恒星の進化と終末/恒星の進化がわかるHR図 3 私たちの銀河系 銀河系の構造/銀河系の公転と中心部 4 さまざまな銀河と膨張する宇宙 銀河の形による分類/活動する銀河/膨張する宇宙 あとがき 地学の勉強法/人類の存立基盤について知る/高校地学をめぐる現状/ 「大地変動の時代」の地学/ 「長尺の目」で地球を考える 参考文献 索引 内容(「BOOK」データベースより) 日本列島は2011年にマグニチュード9の巨大地震に見舞われて以来、千年ぶりの「大地変動の時代」に入った。4枚のプレートがひしめく日本で生き延びるには、地学の知識が不可欠だ。本書は、大学入試センター試験に出題された問題を解きながら、地球内部の構造、日本列島の成り立ち、地震と噴火のメカニズム、地球温暖化問題、宇宙の歴史まで、「壮大」かつ「実用的な」地学のエッセンスを、京大人気No.1教授の「科学の伝道師」が解説する。すべての日本人に捧げる、サバイバルのための地学入門! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 鎌田/浩毅 1955年、東京生まれ。東京大学理学部地学科卒業。通産省地質調査所を経て、97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学、地球科学、科学教育。京大の講義「地球科学入門」は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

やりなおし高校地学 (ちくま新書)の詳細

本のタイトル : やりなおし高校地学 (ちくま新書)
作者 : 鎌田 浩毅
ISBN-10 : 4480072519
発売日 : 2019/9/6
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 29.1 (現在のサーバー速度は19.25 Mbpsです
以下は、やりなおし高校地学 (ちくま新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
全編わかりやすい言葉で書かれています。はじめにセンター地学の問題があります。この問題が解けません。あとがきにあるように、高校地学の履修率が5%なので、世間一般の人がセンター地学の問題を解けないのは当然です。センター地学の問題のつぎに、問題を解くために必要な知識の解説があります。この解説がわかりやすく秀逸です。読み進めていくと、問題の解答がなんとなくわかってきます。しかし、正解かどうか自信がないのでモヤモヤします。でも、最後の解答解説でスッキリします。特筆すべきことがあります。言葉はまったく違いますが、新しい学習指導要領が示している「科学的に探究する学習」、「理科の見方・考え方」、「主体的・対話的で深い学び」、「理科の目標」と同じ内容が、あとがきに書かれています。当たり前のことですが小学校・中学校・高校の学習の延長線上に京都大学の鎌田教授の講義があるのです。この本を読むと、高校地学の内容だけでなく、新しい学習指導要領が目指しているもの、すなわち日本の将来を背負って立つ子どもたちの未来も知ることができます。

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