三国志 04: 臣道の巻 mobiダウンロード

三国志 04: 臣道の巻

によって 吉川 英治


4.6 5つ星のうち(17人の読者)

三国志 04: 臣道の巻 mobiダウンロード - 呂布をも下し益々強大化する曹操を討つべく、献帝は秘勅を下す。が、計画が露見、関わった者すべて虐殺された。劉備も曹操に攻め入られ、大敗。捕虜となった関羽を曹操は懐柔しようとするが、関羽は頑として靡かない。玄徳は三顧の礼をもって孔明を迎える。主がいて、臣がいる—「三国志」第四巻『臣道の巻』<編集/岩崎裕史>(全4/10巻)

三国志 04: 臣道の巻の詳細

本のタイトル : 三国志 04: 臣道の巻
作者 : 吉川 英治
カテゴリ : 本
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以下は、三国志 04: 臣道の巻に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
さて、ついに 第( 四 )巻は 5. 孔明の巻 6. 赤壁の巻 と佳境に入っていくことになります。関羽千里行 つづきから、三義兄弟 の再会。そして、諸葛孔明 登場 … 少し前の 徐庶元直 の爽やかさ、と息つかぬ流れで物語は進んでいきます。そして、諸葛孔明 登場前と後では、それまでは微細とも言えそうなやり取りからスケールが大きな局面へと転換していくような気がします。それでも、枝葉な出来事も端折るわけでもなく、かえってそういうところも本筋と同様に面白く感じます。故事成語で有名な 髀肉之嘆 三顧の礼 が、きちんとストーリーの中に出てきます。色々な局面がドラマチックに読者の心に訴えかけてくるところは、吉川英治 氏 の鮮やかな文章によるもので、それは、ひとつに作者の幼少期からの苦労が作り上げているのからなのかも知れません。数々な苦労に打ちひしがれることなく、常に向上心、向学心をもち、「 我以外皆師( 我以外みな我が師なり )」と謙虚に生き、「 行き詰まりは、展開の一歩である 」と難儀な局面においても匙を投げることなく生きたその人生そのものが、書き表されているといっても過言ではないと思います。ほんのわずか前までに日本人にあったよきところを少しでもいいから取り戻したい … 、そういう気持ちにもなる痛快で爽やかな作品だといえます。局面は次( 五 )巻、いよいよ 赤壁の戦い へと続きます。

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