地図で見るブラジルハンドブック本ダウンロードepub
地図で見るブラジルハンドブック
によって オリヴィエ・ダベーヌ
4.8 5つ星のうち(2人の読者)
地図で見るブラジルハンドブック本ダウンロードepub - 内容紹介 発展と機能不全、ブラジルは未来への約束を果たすことができるだろうか? リオ・デ・ジャネイロの海岸から辺境のアマゾンまで、矛盾に満ちた国のダイナミスムと豊かさ、あらゆるものに再構成が必要な状況を、120以上の地図とグラフで熱狂にあふれた国の懸念と実情を描く。目次はじめにブラジルはパラドックスのリズムにのってブラジルの建設植民地支配(1500-1822年)反乱と革命(1500-1930年)帝政下のブラジル(1822-1889年)旧共和制(1889-1930年)1930年から1964年までの政治の概観国家の建設とブラジリダディ国土の開発と整備都市化と大都市成長と環境成長のサイクル経済ブーム――工業とサービス貿易農業大国天然資源――鉱物、水、石油再生可能エネルギーアマゾニア――論争の的混血文化的シンクレティズム――サンバ、カポエイラ、カーニバル文化的実践と文化へのアクセスビーチ――国の文化スポーツというカルト宗教豊かな文化遺産メディア権力公共政策の挑戦貧困、不平等そして再分配教育と差別保健と医療へのアクセスファベーラ土地へのアクセス腐敗との闘い暴力と人権民主主義と世界軍人のブラジル(1964-1985年)民主主義の根づき(1985-2015年)政治の分極化と不安定化(2015-2018年)ラテンアメリカのブラジル国際的プレゼンスの強化スポーツの大イベントおわりに新興国家を待つのはダイビングかバウンドか? 付録ブラジルと音楽参考文献年表索引 内容(「BOOK」データベースより) ブラジルのすべてが一目瞭然でわかるアトラス!120を超えるテーマ別の地図とコンピュータグラフィックスの図表を駆使して、熱狂渦巻くこの国を最新の情報で紹介。 著者について オリヴィエ・ダベーヌ政治学博士、政治学上級教員資格者。パリ政治学院教授、ラテンアメリカ・カリブ海地域政策観測機構(OPALC)会長。著書に『地図で見るラテンアメリカハンドブック』(太田佐絵子訳、原書房)などがある。フレデリック・ルオーブリュッセル自由大学政治学教授、同大学政治研究センター(CEVIPOL)研究員、南北アメリカ研究センター(AmericaS)コーディネーター。パリ政治学院で博士号取得。ラテンアメリカ・カリブ海地域政策観測機構(OPALC、Sciences PO)副会長。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ダベーヌ,オリヴィエ 政治学博士、政治学上級教員資格者。パリ政治学院教授、ラテンアメリカ・カリブ海地域政策観測機構(OPALC)会長 ルオー,フレデリック ブリュッセル自由大学政治学教授、同大学政治研究センター(CEVIPOL)研究員、南北アメリカ研究センター(AmericaS)コーディネーター。パリ政治学院で博士号取得。ラテンアメリカ・カリブ海地域政策観測機構(OPALC、Sciences PO)副会長 中原/毅志 長野県生まれ。翻訳家。ルーヴァン・カトリック大学卒業 ボワシエール,オーレリー フリーランスのカルトグラファー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
地図で見るブラジルハンドブックの詳細
本のタイトル : 地図で見るブラジルハンドブック
作者 : オリヴィエ・ダベーヌ
ISBN-10 : 4562056959
発売日 : 2019/11/21
カテゴリ : 本
ファイル名 : 地図で見るブラジルハンドブック.pdf
ファイルサイズ : 19.73 (現在のサーバー速度は25.93 Mbpsです
以下は、地図で見るブラジルハンドブックに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
原書房の「地図で見る○○」のシリーズに接するのは、これで早12冊目。このシリーズはどの巻も面白い事この上ないが、この「ブラジル」編もまたしかり。ただ、内容的には「初心者向け」とは言い難く、この国や南米に関する一定以上の知識をお持ちの方にお薦めしたい。誰でも知っている「メジャー」な国の割に、その「正体」が非常につかみづらいという点で、恐らくブラジルという国はオーストラリアと双璧と思われる。巻頭の「はじめに」の部分で、著者がブラジルの事を「パラドックスに満ち、困惑させる国」「驚異的な速さで、同時に非常にゆっくりと発展していく」と表現しているのは、私自身がこの国に対して常に持っている印象とほとんどピッタリと一致していて、思わず「そうだよねえ」と共感(&苦笑)してしまう。本書は「サンバ」「サッカー」「アマゾン」「貧困や不平等や(政治的な)腐敗」等々の、この国に関する「ステレオタイプ」的な事柄にとどまらず、非常に広い範囲に関して鋭い考察、分析が行われている。ただ、本書に掲載されている「地図」「グラフ」等の資料は、ただ眺めていれば「何かが見えてくる」という類のものでは無く、読み手がかなり「能動的」に、その地図(やグラフ)が示す「意味」を読み取らなければ意味の無いものが多い。その点で若干ハードルが高いと思われる部分はあり、「この国や南米に関する一定以上の知識をお持ちの方にお薦め」と申し上げたのはそのへんに理由がある。個人的に特に印象深かったのは、まず「貿易」に関して述べた項の「主要な貿易相手国」のグラフ(P.57)。2010年前後からの中国のプレゼンスの急激な高まり。そして、その「中身」はブラジルは大豆、鉄、石油のいわゆる「一次産品」の輸出、中国からは機械や電子部品の輸入というある意味「不均衡」な図式になっているのは極めて印象的。また、アフリカに強い関心を持つ自分にとっては、P.158の「アフリカにおけるブラジルの存在」はとても興味深い。対アフリカの「技術協力の数」を表すここに掲載の地図において、アンゴラやモザンビークなどの(ブラジルと同じ)「旧ポルトガル宗主国」の国々の件数が極めて多いのはまあ不思議では無いが、それでもサントメプリンシペに対する(ブラジルの)アプローチが、この国の(経済)規模やポテンシャルに比べて突出している事には注目せざるを得ない。全体として読者がブラジルという国の「何」を知りたいという明確な意志をもって「能動的」に読み進むのであれば興味深い事この上ないが、ただ(漫然と)読み進めば「自動的に」何かが見えてくるという類の書籍では無いので、その点で読み手を選ぶ1冊とは思う。「攻め」の姿勢をお持ちの読者にはお薦めしたい。
0コメント